clockwork──非同期のスペクトラリティNoriko YamakoshiReviewsApril 24, 2026ニューヨークのスイス・インスティテュートで行われたプロジェクトをはじめ、さまざまな形で協働を重ねてきたセル・セルパスとラフィク・グレイス。本展「clockwork」は、両者にとって日本初の二人展となる。 転位と再構成を通してひらかれる複数の時間と知覚の構造をたどりながら、両者の実践が交錯する場に見出される関係性と緊張、そしてそこで分有される情動の強度を読み解く。
美への関心が無くなっていったら殺伐としてくる──松谷武判インタビューArtReview JapanFeaturesMarch 25, 2026具体美術協会での活動を経てパリを拠点に制作を続ける松谷武判。素材や身体感覚、日常の経験が作品にどのようなかたちを与えてきたのか。ロンドンでの個展を機に、その制作観と美への関心を語る。
ヒト・シュタイエルの「保守的」転回J.J. CharlesworthReviewsMarch 25, 2026ヒト・シュタイエルの新作展「The Island」は、AIスロップに覆われた文化状況に抗しながら、批評的アートの一つの時代の限界を示唆する。物質的現実や情動、美的経験への不確かな回帰の気配とともに、芸術の新たな可能性を浮かび上がらせる。
諜報的、或いは閾と間に生きる|荒木悠インタビュー ArtReview JapanFeaturesMarch 5, 2026文化や歴史が越境する瞬間に生まれる緊張と、そのあいだに開かれる不確かな領域。異質なものの接触がもたらす解釈の揺らぎを思考の起点に、作品を展開してきた荒木悠。「キュレトリアル・スタディズ16 荒木悠 Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―」展を手がかりに、自身の生と制作実践、これまでと現在地を語る。
ソル・ルウィットの「不完全な開かれた立方体」を東京で展開するSayaha TakahashiReviewsFebruary 11, 2026「アイデアは芸術を生み出す機械となる」——ルウィットの言葉は、生成AI時代の私たちにある連想を促す。しかし展示室で立ち上がるのは、脱人間化ではなく、他者の身体によって初めて展開される不完全なシステムの可能性である。
身体性の政治──なぜ中平卓馬をいま読むのかDaniel AbbeOpinionFebruary 1, 2026写真はとかく正義に満ちた「真実」を捕らえる媒体として解釈されるが、半世紀前に中平はすでに「記録という幻影」を唱えていた。
Da Da Da──ラインハード・ポーズ BILDER 1979-2024Taro NettletonReviewsFebruary 20, 2026ポーズの作品はモダニズムにみられた自信と特権に満ちた「男らしさ」とは一線を画す脆弱性を孕んでおり、ジャン・ボードリヤール曰く「弱さの領域内に他者を曳き付ける事よりなる」誘惑の戦略を実践しているように見える。
黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのかJenny WuFeaturesJanuary 23, 2026黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのか
インタビュー:サイディヤ・ハートマンSarah JilaniFeaturesDecember 16, 2025「何世紀にもわたり、私たちは自分たちが囚われてきた構造的な悪を名指ししてきました。ただ問題は、それを他の人々が知ろうとする意思があるのかどうかです」