『クイーンダム/誕生』──抵抗としてのクィア・プラクティスTaro NettletonReviewsFebruary 23, 2026監督にも主演者にも予期できなかった、プーチン政権下のロシアによるウクライナ侵攻の始まりは、日常的な、反復によって権威を得る同調圧力と規範的影響の延長に戦争という最悪の暴力があることを明確に表しており、この事実は排他主義が台頭している日本の生活者も熟考すべきであろう。
Da Da Da──ラインハード・ポーズ BILDER 1979-2024Taro NettletonReviewsFebruary 20, 2026ポーズの作品はモダニズムにみられた自信と特権に満ちた「男らしさ」とは一線を画す脆弱性を孕んでおり、ジャン・ボードリヤール曰く「弱さの領域内に他者を曳き付ける事よりなる」誘惑の戦略を実践しているように見える。
ソル・ルウィットの「不完全な開かれた立方体」を東京で展開するSayaha TakahashiReviewsFebruary 11, 2026「アイデアは芸術を生み出す機械となる」——ルウィットの言葉は、生成AI時代の私たちにある連想を促す。しかし展示室で立ち上がるのは、脱人間化ではなく、他者の身体によって初めて展開される不完全なシステムの可能性である。
スナップの現在──「たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」Kasumi KugoReviewsFebruary 19, 2026上原沙也加の個展「たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」を久後香純がレビュー。沖縄と台湾をめぐり、戦争と支配の痕跡や、身体的な視線の編成を、スナップの手法で捉える上原の4つのシリーズを読み解く。
テレパシーの政治と「不屈」のチャント──松澤宥、戦争、クィア・フェミニズムの交差点Mai EndoReviewsJanuary 11, 2026チャントを唱えたり、念じたりすることで現実を動かそうという試みは、芸術としても政治運動としても、切実な行動だ
子供返りの快楽──多和田葉子『研修生』書評Umi IshiharaReviewsJanuary 14, 2026「わたし」という存在を通して、この本を読んでいるわたしたちも世界と改めて出会うことが可能になる。
身体性の政治──なぜ中平卓馬をいま読むのかDaniel AbbeOpinionFebruary 1, 2026写真はとかく正義に満ちた「真実」を捕らえる媒体として解釈されるが、半世紀前に中平はすでに「記録という幻影」を唱えていた。
黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのかJenny WuFeaturesJanuary 23, 2026黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのか
インタビュー:サイディヤ・ハートマンSarah JilaniFeaturesDecember 16, 2025「何世紀にもわたり、私たちは自分たちが囚われてきた構造的な悪を名指ししてきました。ただ問題は、それを他の人々が知ろうとする意思があるのかどうかです」