大西茂|超無限の探究Ryo SawayamaReviewsMarch 3, 2026戦後日本において、数学、写真、絵画という複数の領域を横断し、固有の思考を展開した異才、大西茂。ニューヨーク近代美術館への収蔵をはじめ、近年は欧州でも展覧会が相次ぎ、国際的な文脈でその実践が問い直されている。日本初の回顧展を機に、その制作を貫く思考の構造を、美術批評家・沢山遼が読み解く。
光・言葉・オブジェ──タイムラグへの潜伏Mio NakajimaReviewsMarch 12, 2026照恩寺の空間を起点に展開する大石一貴のインスタレーションは、散在するオブジェや閃光、異なるメディウムに刻まれた詩片によって展開する。引き伸ばされた時間と空間のずれのなかで、出来事はどこか未完のまま、独特の体験を立ち上げる。
生の基礎平面として床を捉えなおすMio NakajimaReviewsFebruary 26, 2026中島水緒による、森岡美樹個展「Twins from nursery」レビュー。床という日常的な存在を「生の基礎平面」として捉え直し、作品の構造を通して身体と生活空間の原初的な関係を読み解く。
ソル・ルウィットの「不完全な開かれた立方体」を東京で展開するSayaha TakahashiReviewsFebruary 11, 2026「アイデアは芸術を生み出す機械となる」——ルウィットの言葉は、生成AI時代の私たちにある連想を促す。しかし展示室で立ち上がるのは、脱人間化ではなく、他者の身体によって初めて展開される不完全なシステムの可能性である。
身体性の政治──なぜ中平卓馬をいま読むのかDaniel AbbeOpinionFebruary 1, 2026写真はとかく正義に満ちた「真実」を捕らえる媒体として解釈されるが、半世紀前に中平はすでに「記録という幻影」を唱えていた。
テレパシーの政治と「不屈」のチャント──松澤宥、戦争、クィア・フェミニズムの交差点Mai EndoReviewsJanuary 11, 2026チャントを唱えたり、念じたりすることで現実を動かそうという試みは、芸術としても政治運動としても、切実な行動だ
Da Da Da──ラインハード・ポーズ BILDER 1979-2024Taro NettletonReviewsFebruary 20, 2026ポーズの作品はモダニズムにみられた自信と特権に満ちた「男らしさ」とは一線を画す脆弱性を孕んでおり、ジャン・ボードリヤール曰く「弱さの領域内に他者を曳き付ける事よりなる」誘惑の戦略を実践しているように見える。
黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのかJenny WuFeaturesJanuary 23, 2026黒人像を西洋美術の正典へ──ケリー・ジェームズ・マーシャルはいかにしてそれを更新したのか
インタビュー:サイディヤ・ハートマンSarah JilaniFeaturesDecember 16, 2025「何世紀にもわたり、私たちは自分たちが囚われてきた構造的な悪を名指ししてきました。ただ問題は、それを他の人々が知ろうとする意思があるのかどうかです」